ぢゅんのblog

ギター機材、音作りtips、DTMについて

JC対策~クリーン編~

中級以上ギタリストの必修科目ともいえる、「Roland  JC-120対策」。
このアンプのキャラ自体が苦手という声も非常に根強く、
特に歪んだ音をメインにしているロックな方々には不評ですね。

自分は「個体差が比較的少ないし、もう慣れているので使う」派でした。
とはいえ、どうがんばっても「うっとりするほど気持ちいい音」にはならない・・・

今までもいろいろJC対策してきましたが、今回のはかなり手ごたえアリです!

 


■JCの何が苦手か
★直挿しの時のペチペチ感。
まったくゲイン感がないので、表情のないのっぺりした音がします。
コンプ感、バイト感もないため、右手の強弱に対し、
音質があまり変わらず音量変化だけが大きいため、気持ちよくない。
(そのためコンプかけて手っ取り早く整えてしまいがち)


★音が固い
独特の高音域が耳につきます。特に、input Hiに刺した時に顕著ですね。
さらにブライトスイッチなんて押した日にゃーその固さがさらに強調されてエラいことになります。
なので、僕はinputはlowのほうを使います。


★歪が粗い
エフェクターで歪ませたときのガリガリ感。
チューブアンプを歪ませたときのザクザク感、毛羽立ち感とはかなり異質です。
プレゼンス帯域があまり出ていないから?


★SM-57との相性
アンプの出音も固くなりがちですが、それ以上に、
「SM-57でマイキングしてPAから出した音」が猛烈に苦手なのです。
スピーカー特性とマイク特性、お互いのクセが相乗効果になって、
ガリガリギャンギャンがさらに強調される!
これのせいで右手の挙動が変わってしまったり、
高域を絞ってコモったようなセッティングにしてしまいがち。


これらの(個人的)デメリットがあるとしても、
「どこにでもある」

「個体差が少ない」

「モニタリングしやすい」


というメリットがあるので、ついつい使ってしまうJC。
どっちかというとマーシャルの4発キャビのほうが自分は苦手です。

(スタジオで自分の音が聞こえづらい)

やはり、どうにかしてJCで良い音を出したい!という気持ちに駆られるのです!
ということで、今回はクリーン対策のために my new gearしました!


■Vemuram Jan Ray

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以前から評判がよく、うまい人のボードには必ずと言っていいほど鎮座していて、
いつか使ってみたいと思ってました。
本来はオーバードライブペダルですが、
ソエジマトシキさんのこの動画のクリーン~クランチの音が素晴らしいので、
クリーン用のプリアンプとして使ってしまおうと思いました。


offにすると途端に物足りなくなってしまうほど、

ギターのトーンがブラッシュアップされます。
ちょっとリバーブ足して弱めのタッチでアルペジオ弾くだけで気持ちよさ倍増です。
そして強く弾いたときのバイト感が気持ちいい。
これ、良質なチューブアンプのニュアンスですよね。
(以前使っていたEPブースターはこのアタック音がイマイチでした)

完全などクリーンよりも、ほんの少しだけ歪んでいたほうが結果的にバンド内で抜けてくると思います。

そして側面についているサチュレーションつまみ。
ここで基本的な音質(キャラ)を決めるといっても過言ではないくらい影響が大きい。
サチュレーションというよりプレゼンスと表現したくなるようなトップエンドの帯域を増減できます。
(ゲインも少し上がる)
今のところの僕のセッティングでは
フルだとちょっとうるさい感じがするので、8割くらい開く感じにしています。
この状態でjan rayのハイを絞り気味にするとまとまりがよくなります。

いや~これは高いだけあるわ・・・
使いどころを選ぶようなアクの強い音でもないので、長く使えそうです。


歪み対策は次回・・・